今治 糸山サンライズ
■ 「筋肉の硬縮やからだの歪みを取るお手伝いをすること」
なるべく短く表現すると、このような表現になるのでしょうか。
詳しくは以下のように考えてます。
@筋肉の疲れ・外的圧力
・筋肉疲労の蓄積で、筋肉が硬縮する。(筋肉が硬くなり元の柔らかさに戻らな
い。)
・急激な外からの圧力により関節がずれる。(事故によりぶつけた結果、関節
がずれる。)
A歪みの発生
・一部の筋肉が硬縮し、関節を引っ張り、関節の位置をずらしていく。
・一つの関節が歪むと他の関節へ歪みが連動する。
・下半身の歪みが、上半身の歪みへと発展
足首→膝→股関節→腰→背骨→肘→手→肩→頸→顎→頭蓋骨
(この順番で歪みが発生するとは限らない。)
・上半身の歪みが、下半身の歪みへと発展
頭蓋骨→顎→頸→肩→手→肘→背骨→腰→股関節→膝→足首
(この順番で歪みが発生するとは限らない。)
B感覚異常
・@Aを繰り返すことにより異常感覚が発生する。
・重い だるい くすぐったい つっぱる しびれる 痛い
ふらつく 目がまわる
C機能異常(精密検査で異常がわかる)
・検査の結果、異常映像、異常数値として現れる。
・関節の可動域の低下
・胃の働きの低下 肝臓の働きの低下
D器質破壊
・胃に潰瘍が出来る。
・椎間板変形 背骨の変位
E病名診断
・胃潰瘍 椎間板ヘルニア 滑り症
A〜Eの言葉、考え方は 「操体法の実際」 橋本敬三監修 より
図 解 (悪くなるスパイラル)
■悪くなるスパイラル
日々の生活で体に疲れが発生します。通常その日ぐっすり眠ると、その日の疲れ
が取れるでしょう。しかし、その日の疲れが取り切れないと@筋肉に疲れが溜まり、
筋肉が硬縮していきます。筋肉が硬縮するにつれて、測ることが出来ないくらいの
A歪みが発生し始めます。疲れの蓄積を取らずに@Aを繰り返す事によって歪み
がより拡大されます。その結果、ある日B感覚異常を感じるようになります。その異
常感覚をそのままにしておくと、C機能異常が発生します。それでもまだ、そのまま
にしておくとD器質破壊が起こり、E病名として診断されることになります。この悪く
なるスパイラルを逆に、良くなるスパイラルに変えてやるのが整体の役割だと考
えます。整体が不調箇所を治すのではなく、悪くなるスパイラルを良くなるスパイラ
ルにするためのお手伝いが整体であると考えます。その結果、患者さん自身の治
癒力が高まり不調が改善されのではないでしょうか。
■良くなるスパイラル
現在の状況がどうであれ、整体でお手伝いの出来ることは、@の筋肉の疲れを取っ
たり、Aの歪みを元に戻すことくらいです。厳密に言うと@Aの改善でさえも患者さ
んの自己治癒力と言えるのではないでしょうか。
患者さんの現在の状況は@〜Eのどれかですが、整体で改善をお手伝い出来るこ
とは@Aでしかありません。筋肉の硬縮を取っていき、歪みを改善することにより、
患者さんの自己治癒力が向上し、徐々にE→D→C→Bへと改善が進んでいくも
のと感じてます。必然的に患者さんの状況により、改善スピードは異なります。